6月1日(火)に宝塚文化研究会を実施しました。

5月11日に予定していた研究会が中止になったことから、予定していた研究テーマが今回の研究会に持ち越しになり、「『マノン』の再演に寄せて」と、「日本のレビュー文化の研究ーOSK日本歌劇団のレビューについて」をテーマに資料映像を見ながらの研究会となりました。

7月に宝塚バウホールで上演される星組公演の「マノン」(中村暁脚本、演出)は、フランスの作家のアヴェ・プレヴォ―が1731年に発表した「マノン・レスコー」が原作になっています。舞台をフランスからスペインに移し、純粋で情熱的な青年貴族のロドリゴが、魔性の魅力を持つマノンに翻弄されて身を落としていく姿が描かれた作品です。薮下理事から、中村先生の素晴らしい脚本に関するエピソードや、瀬奈じゅんさん、彩乃かなみさん、蘭寿とむさん、壮一帆さんといった豪華メンバーによる初演の作品について解説をお聞きしました。初演が2001年だったので、今回の星組公演は20年ぶりに再演されることになるそうです。参加者一同、7月の星組公演が楽しみになりました。

二つ目のテーマの「日本のレビュー文化の研究」では、OSKのレビューの特徴や出演者、劇団の成り立ちや劇団員の養成システムなどについて、宝塚歌劇団との相違点などを配布資料を参考に研究しました。演出や振り付けの先生方が宝塚歌劇団と共通していることも分かり、OSK日本歌劇団への関心が高まりました。6月の観劇会では、OSK日本歌劇団の「夏のおどり」を鑑賞します。今回の研究会で予習がしっかり出来たので、観劇の準備は万端です!

今回の公演は、新トップスター楊琳(やん・りん)さんのトップお披露目公演でとなります。緊急事態宣言の延長により、土日の公演がキャンセルになったため、オフィス・エトワールの観劇会の日程も変更になりましたが、初日の舞台の観劇がますます楽しみになりました。

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