11月23日(火・祝日)に東灘区文化センターで宝塚文化研究会を実施しました。

今回のテーマは1月の月組大劇場公演の予習として「今夜ロマンス劇場で」の映画版作品をテーマに、薮下先生に解説をしていただきました。

原作の映画「今夜ロマンス劇場で(武内英樹監督、宇山佳佑脚本)」は、映画がテーマなので、映画へのオマージュが満載であること、スクリーンからスターが飛び出す設定は「カイロの紫のバラ」、お姫様が城下に逃走するのは「ローマの休日」、主人公が夢中になるモノクロ映画は「狸御殿」シリーズで、登場人物の名前も全て映画人の名前をもじっていることなど、貴重なお話を講師の薮下先生からお聞きしました。

研究会では、宝塚版のキャストは映画版のキャストをどのように演じるのか、どの生徒さんがどの役を演じるのか・・ということを想像し、演出担当の小柳先生のマジックで、原作映画がどのような宝塚版の作品に生まれかわるのか、ということを想像し、差し入れのお菓子をいただきながら楽しく懇談しました。

この日、薮下先生が講師を務める毎日文化センターの宝塚歌劇講座で毎年恒例行事となっている「宝塚グランプリ」の選考会のアンケート用紙が研究会に参加したオフィス・エトワールの会員にも配られました。

「宝塚グランプリ」は、アカデミー賞のように部門別に、それぞれの部門から優秀な作品や生徒さんを宝塚ファンが選ぶ、という薮下先生を審査委員長とする宝塚ファンのための年末の恒例行事です。「ミュージカル(大劇場)部門」、「ミュージカル(小劇場)部門」、「レビュー部門」、「再演部門」、「最優秀主演男役/娘役賞」、「最優秀助演男役/娘役賞」、「最優秀歌唱賞」、「最優秀ダンス賞」、「新人賞」、「演出賞」、「主題歌賞」、「振付賞」、「美術賞」.「特別賞」、「特別功労賞」と、それぞれの部門のノミネート作品の中から優秀者を選考します。この度、薮下先生のお許しを得てオフィス・エトワールの会員も審査員に加えていただくことになり、会員の皆さんにアンケート用紙を配布させていただくことになりました。

今年1年の宝塚歌劇の観劇を振り返って、会員の皆様の評価がどのような結果になるのでしょうか・・・。結果発表が楽しみです!

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