2023年幕開けの初観劇となる花組公演観劇会を1月3日に実施しました。1月3日は宝塚歌劇団創設者の小林一三先生のお誕生日の日で、今年は生誕150周年ということで、終演後にスペシャルカーテンコールのイベントが実施されました。2日前に宝塚歌劇団公式HPで発表されるまで、観劇会の日が宝塚歌劇団にとっての特別な日であることを知らなかったのですが、この記念すべき日に、オフィス・エトワールの観劇会を実施することができたことは、本当に幸運だと思います。新年早々、嬉しいサプライズに遭遇することができたので、今年はオフィス・エトワールにとって素晴らしい1年になるような気がします!

この日は観劇の前に新年ランチ会を実施しました。ランチ会に参加して下さった会員の皆様と、大劇場2階の和風レストラン「くすのき」で「すみれ御膳」を頂きながら、楽しく懇談のひと時を過ごしました。

この日の演目は、宝塚歌劇の不朽の名作「うたかたの恋」と、香水をテーマにした野口幸作先生のレビュー・スペキュタキュラーシリーズの新作「Enchentment」です。「うたかたの恋」は、これまで何度も再演が繰り返されてきましたが、今回の作品では脚本がリニューアルされ、衣装や装置もお正月公演らしくとても華やかな作品になっていました。主演の柚香光さん演じる皇太子ルドルフが「美しすぎる・・」という評判だったので、この日の観劇を心待ちにしていましたが、柚香さんのルドルフは想像していた以上に美しく、軍服姿がとても素敵でした!今回の「うたかたの恋」は、ロマンチックな恋物語というよりも、両親や側近から理解を得ることができないルドルフの心の中の苦しみと寂しさ、政治的に追い詰められて行き場を失い、愛するマリーと悲劇の最後を遂げるという選択しかなかった心情が痛いほど伝わってきました。ロイヤルバレエ団の「マイヤーリング」に近い、ルドルフの孤独や苦しみを全面に出した解釈の演出だったように思いました。相手役の星風まどかさんの純粋でひたむきな恋する乙女の姿もとても可愛らしくて、最後には悲劇的な結末を迎えることになる二人ですが、美しい宝塚の王道作品として心に残る舞台に感動しました!

香水をテーマにしたショーの「Enchantement」も華やかでゴージャスで気品あふれる素晴らしい作品でした。柚香さん主演の「TOP HAT」のダンスシーンを再現したかのようなニューヨークの場面の柚香さんと星風さんのダンスと最後のデュエットダンスが、特に心に残りました。男役さんのタキシード姿の群舞も素敵でした!客席参加型の演出もあり、お隣の会員の方から、公演グッズの扇子を貸していただき(この会員の方は扇子を2つ所有され、しかも素敵にデコレーションをしていらっしゃいました!)わたしも一緒に振り付けに参加させていただきました!振り付けが難しくて、かなりズレていたと思うのですが、参加させていただいて楽しかったです!お扇子を貸してくださった会員の方に感謝です!

この日の終焉後に行われたスペシャル・カーテンコールでは、美風舞良組長のご挨拶の後、宝塚歌劇団の「団歌」と、「すみれの花咲くころ」の2曲を出演者全員が合唱して、出演者と客席がともに小林一三先生の150回目のお誕生日をお祝いしました。このような記念すべき日に観劇会を実施できたことを大変嬉しく思います!

次回は、1月8日に2回目の花組公演観劇会を実施します。今回参加して下さった会員の皆様同様、8日に参加される会員の皆様にもオフィス・エトワールより新年のプレゼントをご用意しています。観劇会に参加する会員の皆様、どうぞお楽しみに!

カテゴリー: