1月24日(月)に東灘区文化センターで、宝塚文化研究会を実施しました。1月は「『王家に捧ぐ歌』の再演に寄せて」をテーマに、前回宙組で上演された同作品を資料に、理事の薮下哲司先生から作品の背景や見どころについて解説していただきました。12月の投票によって決定された「宝塚グランプリ」各部門の受賞結果も発表していただき、受賞理由などについても詳しく説明していただきました。

「王家に捧ぐ歌」ーオペラ「アイーダより」(木村信司脚本、演出)は、7年ぶりに宝塚歌劇団星組の礼真琴、舞空ひとみの主演によって御園座で再演される作品です。観劇前の予習として、この作品を今回の研究会のテーマとして取り上げました。

薮下先生から、「戦いは新たな戦いを生むだけ」という同作品のテーマは、2001年9月11日の同時多発テロ事件後、イラク戦争へと進んでいったアメリカを暗に批判した作品であり、平和への願いを高らかに歌い上げたことで第58回芸術祭優秀賞を受賞した作品であることについて、解説していただきました。

この日から新たに入会した会員をお迎えして、今年初めての研究会は、和やかな雰囲気の中、星組の組替えの話題など、宝塚の話題で大いに盛り上がりました!

次回の研究会は、2月22日(火)の予定です。次回は3月に花組で上演される「TOP HAT」をテーマに、薮下先生から作品解説と見どころをお聞きします。どうぞお楽しみに!

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