4月6日に4回目の雪組観劇会を28人で実施しました。この日は観劇前に薮下先生の作品解説講演会があり、今回の作品の見どころや新人公演のお話、先生がご覧になったばかりの劇団四季の話題作「Back to the Future」の感想や、次回雪組公演の「ボー・フランメル」の原作映画のお話等々、興味深いお話を沢山聞かせていただきました!

新人公演のお話では、今回主役に抜擢された苑利香輝さんが研究科3年という若い学年で抜擢されて大活躍をされた・・というお話から、昔の宝塚歌劇では新人公演が研2から研究4までの学年の公演が1回、研5から研7までの学年の公演が1回と2回上演されていたという貴重なお話をお聞きしました。そして、今回ショーの時にデュエットダンスが無かったということがファンの間で話題になっていますが、ベルばらの初演までの時期には、ショーにはいろいろなパターンがあって、フィナーレで大きな羽を背負って階段を下りるのは「レビュー」と名前がつくショーだけで、それ以外のショーでは、最後に大花根を背負って階段を下りてくるという演出が決まっていたわけではない、というお話をお聞きして、またまたびっくり!!プロローグ、中詰め、デュエットダンス、黒燕尾群舞、フィナーレ・・・という現在のショーの流れは、ベルばら初演以降に定着化したもので、最近ではすこし変わった演出は「バッディー」や「万華鏡百景色」の中でみられるものの、歴史を振り返ると、宝塚のショーの中でデュエットダンスの場面が必ずしもなくてはならない、ということはない、というお話をお聞きして納得・・。さすがは「宝塚歌劇の生き字引」(!?)と言われる薮下先生。
この日も貴重なお話を沢山聞かせていただきました!

花のみちは桜が満開で、素敵な春の日の観劇会になりました!

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