尋の塾主催の朗読劇「マザー」の公演を、理事の薮下哲司先生とご一緒に観劇させていただきました。共演者の中に、宝塚OGの元月組娘役の楓ゆきさんや、元雪組男役の風早優さんがいらっしゃる,ということをお聞きしていたので、どんな作品なのか、楽しみにしていました。

尋の塾を主宰されている友田尋子さんは、甲南女子大学看護リハビリテーション学部の元教授で、エトワール創設のルーツとなった甲南女子大学の「宝塚文化研究会」の主要メンバーのお一人だった方です。大学を退職されて,本格的な女優さんへの道を歩み始めた友田先生❣️女性舞台人を応援するエトワールとしては、友田先生がプロデュースして主演を務められる作品の上演となれば、スタンド花でお祝いしなくては…!ということで、会場にささやかながらお花を送らせていただきました。

「マザー」は、理不尽な拷問によって命を奪われたプロレタリアート作家の小林多喜二の母セキの語りを軸に展開されていくお話で三浦綾子さんの「母」という作品が原作となっています。主役のセキの生涯を13歳から80歳まで演じた友田先生の熱演で、一気にその当時の世界観に引き込まれました。暗い時代の貧しい生活を描きながらも、家族の愛がベースになっていて、最後に温かい気持ちになる素敵な作品でした。終盤では会場のあちらこちらから啜り泣きの声が…。

会場の芦屋ルナホールはほぼ満席で、カーテンコールでは客席から熱い大きな拍手が沸き起こりました。素晴らしい舞台を見せていただきました❣️

今日は友田先生の舞台にかける思いと情熱に心を打たれました。友田先生のこれからの活躍を会員の皆様と共に応援させていただきたいと思っています😊

カテゴリー: