オフィス・エトワールでは、神戸ファッション美術館で開催中の「華麗なる宝塚歌劇衣装の世界」の展示期間中の5月29日(日)に、神戸ファッション美術館4階のセミナールームで宝塚文化研究会特別編―「宝塚歌劇と衣装の世界」を実施しました。

この日の講師は、オフィス・エトワールの理事をしていただいているお二人の先生方にお願いしました。演劇評論家の薮下哲司先生と、甲南女子大学メディア表現学科教授の増田のぞみ先生です。お二人の対談形式で行われた講義には、甲南女子大学メディア表現学科の学生さん21名が「コスプレ文化論」の課外授業としても参加されました。学生さん達と机を並べて宝塚歌劇の衣装について深く学んだ今回の研究会は、いつもの研究会とは少し趣の異なるアカデミックな内容の研究会となりました。パワーポイントのスライドや資料映像を使いながら、宝塚歌劇において衣装が果たす役割、コスチュームデザインを担当されている先生方が制作される衣装デザインの特徴、衣装を着こなす宝塚歌劇団の生徒さん達の美に対する意識など、講師の先生お二人が様々な角度から宝塚歌劇における衣装の役割について、熱く語ってくださいました!

東京から、明治大学国際日本学部専任教授の藤本由香里先生にもご参加いただき、質疑応答の際に、熱心に質問をしていただきました。1時間半という時間があっという間に感じられた熱気あふれる研究会となりました!

オフィス・エトワールでは、宝塚文化研究会を月に1回、定期的に開催して、主に再演作品の上演前に、観劇の予習としての作品研究を行ってきましたが、今後は「特別編」として、テーマを決めて宝塚歌劇を深く学ぶ研究会も実施していきたいと思っています。皆様、どうぞお楽しみに!

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