8月30日(火)に宙組大劇場公演「High &Low/Capricciosa!」の観劇会を実施しました。この作品は、連続ドラマとしてテレビで放送され、映画にもなった人気作品で、LDH JAPANと宝塚歌劇のコラボレーションによって誕生した作品ということでも話題になっています。

観劇会の予習として、宝塚文化研究会の時に薮下先生が映画版の同作品を資料映像とともに解説してくださいましたが、映像資料の格闘シーンの連続に参加者は皆戸惑うばかり・・・。この作品が宝塚で上演されたらどんなふうになるのかと、心配になりましたが、幕が開いてずらりと並んだ素敵な男役さんたちの姿に、やっぱり宝塚!と安心しました。男役さんたちのいつもとは違ったワイルドな格闘シーンや、主演の真風さんのかっこいいバイク姿は、宝塚だからこそ!美しいアウトローな若者たちの世界を楽しませていただきました。胸がキュンキュンする恋愛要素も盛り込まれていて、宝塚らしいストーリーに仕上がっていました。演出家の野口先生はさすがです。

ショーの「Capricciosa!」もイタリアの都市をテーマに、素敵な歌やダンスが盛り込まれた華やかで素敵なショーでした。真風さん率いる宙組から目が離せません。

宙組観劇会は9月17日に2回目の観劇会を実施します。コロナの感染拡大が気になりますが、無事に千秋楽まで上演できることを祈っています。

【ご報告】

この日は、これまでオフィス・エトワールの活動を熱心に応援してくださっていた、小松ソフィア病院の加登康洋先生も観劇会に参加される予定でしたが、闘病中のすい臓がんが悪化し、8月19日にお亡くなりになったという訃報が届きました。宝塚歌劇をこよなく愛するダンディーで素敵な加登先生との思い出は尽きることなく、まだ信じられない気持ちでいっぱいです。

この日、先生が座られるはずだったお席に、今年の4月に出版された先生の自叙伝(「ソフィアの風にのって~すい臓がんになった消化器内科医の回想~」文芸春秋企画出版)を置いて、宙組公演をご一緒に観劇しました。本の表紙の先生の笑顔がさらに笑顔になったような気がしました。

これから宝塚を見に行く時は、いつも心の中の加登先生とご一緒に観劇したいと思っています。

謹んで、加登先生のご冥福をお祈りします。

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