6月6日に宙組公演「黒蜥蜴/Diamond IMPULS」の2回目の観劇会を15名で実施しました。
前日、舞台機構のトラブルのため公演が途中で中止になり、翌日以降の公演については実施が未定とのニュースがあったので、無事に幕が開くのかぎりぎりまで心配していました。遠方から来られる会員さんもいらっしゃるので、大劇場までの移動途中で公演中止、ということをお知らせしなくてはいけなくなったら、気の毒すぎてどうしよう・・と思っていたのですが、9時にホームページに「公演再開!」というのお知らせが出たので、ほっと胸を撫でおろしました。久しぶりに味わう公演中止のドキドキ感・・。コロナが終息してからというもの、平和ボケ?して、公演は予定通り当然実施されるものという気のゆるみがありましたが、予定通りに観劇ができるということは、こんなにも幸せなことなのか・・ということをあらためて感じました!公演再開に向けて、スタッフの皆様は寝る間も惜しんでトラブルを解決してくださったことと思います。スタッフの皆様、どうもありがとうございました!
無事に公演の幕が開き、初舞台生の口上では大きな拍手が!公演が中止にならず、予定通りに口上ができて良かったです!

お芝居の「黒蜥蜴」は、事前に江戸川乱歩の原作と、三島由紀夫の戯曲バージョンを予習してから観劇したので、乱歩独特の妖気漂うおどろおどろしい世界が、清く正しく美しい宝塚歌劇の世界でどのような形で再現されるのか・・と興味津々でしたが、あのグロテスクな恐ろしい世界が宝塚的にセーブされていたので、ちょっと一安心。黒蜥蜴役の春乃さくらさんは、タイトルロールなので、桜木さん演じる明智探偵よりもセリフが多くて、大変なお役だったと思いますが、春乃さくらさんが熱演されていた黒蜥蜴はチャーミングで、フェアリー感を保っていて、美輪明宏さんや京マチ子さん演じる妖艶でサディスティックなマダムの黒蜥蜴とはちょっと違うヅカ版の黒蜥蜴でした。水美舞斗さん演じる雨宮潤ちゃんのイメージは、江戸川乱歩版と三島版の潤ちゃんそのもので、半分顔を覆う黒髪の前髪から除く伏し目がちの目や、背中を丸めておどおどしながら、黒蜥蜴にひどい言葉を浴びせられながらも黒蜥蜴を慕い続ける捨てられた子犬のような潤ちゃん・・・。小説の中の潤ちゃんそのもので、新たなマイティーの魅力がさく裂していました!
ショーは黒蜥蜴の暗黒の世界から一転して、ギラギラのダイヤモンドの世界に・・!客席降りがなかったのが残念でしたが、宙組にはかっこいい若手男役さん達がたくさんいることが良く分かるショーでした。

観劇の後の薮下先生の講演会では、黒蜥蜴の舞台版、映画版、宝塚版のそれぞれの特徴やキャスティング、見どころなどを解説していただきました。さすが、映画にも詳しい薮下先生!興味深いお話をたくさんお聞きすることができました。この日は観劇会に参加されなかった方も、講演会に駆け付けてくださり、質問やコメントが飛び交う、熱気あふれる講演会になりました!


次回の観劇会は6月18日です。ランチ会も実施する予定なので、参加者の皆さんから観劇評をお聞きするのが楽しみです!