12月3(日)に京都祇園歌舞練場で「日本舞踊キャラバン~舞の会~」が上演され、エトワール会員で祇園の芸子さんの美帆子さんが出演されました。エトワールの会員5名で美しく優雅な日本舞踊の世界を楽しませていただきました。

人間国宝の井上八千代さんの舞で始まった舞台は、上方舞の4つの流派を代表する方々の舞で構成されていて、12人の芸子さん達による上方唄の華やかな「十二月」や6人の男性舞踊家による地歌の「荒れ鼠」等々、3時間に及ぶ素晴らしい舞台を拝見させていただきました。落語家の桂吉坊さんんの解説もとてもわかりやすくて、日本舞踊の世界に疎い私でも、各演目を楽しませていただくことができました。パンフレットで、私たち歌劇ファンにとってなじみのあるお名前を発見!山村流の山村友五郎さんは、宝塚歌劇団の初舞台生の口上の振り付けをされたり、OSKの日本物の振り付けも担当されていらっしゃいます。プログラムでお名前を拝見して親しみを感じながら、山村さん演じる鼠の大将に率いられる子鼠たちのユーモラスな舞を楽しませていただきました!

この日の私たちの一番の注目は、会員の美帆子さんの舞でした!美帆子さんはいつも素敵な和服姿で宝塚の観劇にこられていますが、黒門付きの芸子さん姿の美帆子さんを見るのはこの日が初めてでした!

芸子さん達は井上流の踊りを日々研鑽されていて、美帆子さんも井上美帆子というお名前を持つ名取でいらっしゃいます!芸子さんたちは美しいだけではなく、日々、お稽古を重ねて日本の伝統芸能を継承していらっしゃる方々なんだ・・・ということをあらためて感じました。そしてお師匠様の井上八千代さんの凛とした美しい舞にも感動しました。女性舞台人を応援するエトワールとして、日本舞踊の世界もこれから会員の皆様と一緒に拝見する機会を増やしていきたいと思っています。

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